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改訂IAS第19号「従業員給付」③
Posted At 2011年11月30日 @ 11:50 AM In ナレッジ情報,海外基準 | Comments Disabled
退職給付費用には3種類ありますが、各々以下の箇所に表示を行います。
① 勤務費用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P/L
② 退職給付引当金に係る純利息・・・・ P/L
③ 退職給付引当金に係る再測定 ・・・・ OCI
上述のとおり、③はOCI(その他包括利益)に計上されます。
当該項目は、一旦計上したらその後P/Lへの振替を行うことが出来ません。このため、OCIの中では独立項目として表示し、且つ、純損益に再分類されない損益項目として表示を行う必要があります。
IFRSでは、加入する退職給付制度ごとに開示を行う必要があります。
特に、確定給付制度については、計算過程が複雑であり、また企業の将来C/Fに対して不確実性を有することから、他の制度よりも開示の充実が求められています。
このため、現行の日本基準と比較すると、開示のボリュームは相当程度増加する傾向にあります。
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